先週は海岸部の都市、今回は内陸部 整然と企画されたデモ
17日、時事通信は、香港紙が中国各地で起きた尖閣諸島問題をめぐる反日デモが官製であったと報道したとの記事を配信しました。
中国各地で起きた尖閣諸島問題をめぐる反日デモについて、各大学の政府系学生会が組織したものだったと伝えた。中国政府は「一部の大衆が日本側の誤った言動に義憤を表明した」(外務省スポークスマン)と説明しているが、実際には官製デモだったことになる。
と、
香港紙は、このように報じたようですが、中国におけるデモは、何であれ官製であることは、とっくに人類、皆、周知する所です。
香港では、本国である中国における官製デモについて論評し、報道する価値もあるのでしょうが、普通に法治国家であり、民主主義体制の国であれば、このような報道は無意味でしょう。
中国におけるデモは北京の人民大会堂で開催される、人民代表大会に集う委員の代理がやっているようなものだ、という常識は、まともな国では一般的になっていますから。
それにしても、数千という数の学生が、お上の意向に応えて集まる国とは、どのように理解すればよいのでしょうか。
その絶望の度合いには、万里の長城のスケールを遥かに超えるものを感じさせてくれます。
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