主題歌は再び手島葵
15日、スタジオジブリのアニメ映画最新作が発表された。今回、最新作『コクリコ坂から』の監督を務めるのは宮崎駿(69)の長男、宮崎吾朗(43)。ジブリ監督就任は2度目となる。
吾郎の監督は2006年製作の『ゲド戦記』以来。宮崎駿という一大ブランドを抱えての登場であったが、概して作品の講評はあまり高いものとは言えずに終わった。今回は『借り暮らしのアリエッティ』で高評価を得た米林監督がスタジオジブリ後継者として名を挙げる中、父親と米林のブランドに劣らぬものを作れるかどうか、期待が集まる。
同作品の原作となるのは昭和55年に発表された高橋千鶴作画、佐山哲郎作の同名少女漫画。主題歌は『ゲド戦記』と同じ手嶌葵(23)が歌うことが決定している。企画、脚本は宮崎駿が担当。製作意図について、鈴木敏夫プロデューサー(62)は「今ほど人が複雑じゃなかった時代の物語。『昔はよかった』というつもりはない。ただ、ある時代の人の生き方が、時を経て参考になることはあると思う」と語る。
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