ツイッター上に抗議文
漫画やアニメなど架空のキャラクターで強い性描写を描くという独特な視覚文化を築き上げている日本。こうした性描写を規制する東京都青少年健全育成条例の改正案が、方々に波紋を広げている。今回は大手出版者社長が直々に、東京都へ牙を向けた。
東京都に明確な反発姿勢を見せたのは、角川書店の井上伸一郎社長。「都の姿勢に納得いかない」として、都主催のアニメの一大イベントへの不参加を表明した。抗議文はツイッターで投稿された。
抗議の理由は、「マンガ家やアニメ関係者に対しての、都の姿勢に納得がいかないところがありまして」といったもの。「蟷螂(とうろう)の斧かもしれませんが今後も頑張ります」と井上は語っている。性描写を人道的に不謹慎な文化と捉えるか、自由表現の文化と捉えるか、その答えはまだまだ出そうにない。
[PR]