3月12日よりディズニー映画「塔の上のラプンツェル」が全国で公開中だ。奇才・タランティーノが大絶賛するなど、本国アメリカでは非常に評価が高く、大ヒットしたこの作品だが、日本のアニメーションとの類似点が指摘されている。あの巨匠が演出したプログラムピクチャーとの類似点
ディズニークラシックス記念すべき50作目の作品「塔の上のラプンツェル」は、3D作品としては初のプリンセスストーリーで、主人公ラプンツェルのデザインに、ディズニープリンセスの中でも1位2位を争う人気を誇る「
リトル・マーメイド」のアリエルを生み出した
グレン・キーンを起用するなど、製作陣の意気込みが感じられる
ストーリーは、森の奥深く、塔に幽閉されている少女ラプンツェルが、大泥棒で軽い男フリンと出会ったことで外の世界へ飛び出していく、というもの。
おや?このストーリーを聞いて、ピンときた方もいるのではないだろうか?「ルパンがお城の最上階に閉じ込められたお姫さまクラリスを助け出して・・・」そう、あの
宮崎駿氏の初監督作「
ルパン三世 カリオストロの城」のストーリーに酷似しているのだ。
調べてみるとやはり原作「髪長姫」では少女に出会うのは大泥棒ではなく、王子だった。製作陣が映画化にあたって大泥棒で軽い男ルパンを意識した可能性もある。
設定だけでない。クライマックスでフリンがラプンツェルを助けに行く場面は、ルパンが屋根を飛び越える、あの「カリオストロの城」屈指の名シーンを思わせる。
この作品の製作総指揮はディズニー傘下のアニメーションスタジオ・ピクサーの生みの親、
ジョン・ラセター。ピクサーと言えば、昨年公開された「
トイ・ストーリー3」で宮崎氏が生み出したキャラクター、トトロを登場させたことでも話題になり、ラセター自身も宮崎アニメのファンであることを公言している。
こうしたコネクションが本作で監督を務めたバイロン・ハワードとネイサン・グレノの両氏に影響を与えていても何ら不思議ではない。
「塔の上のラプンツェル」を観賞前に是非「ルパン三世 カリオストロの城」を見ることをオススメする。
あなたはいくつ、類似点を見つけられるか?
映画「塔の上のラプンツェル」公式サイトディズニー 公式サイトピクサー 公式サイト
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