コンビ名の由来はさまざま
当然のことだが、お笑いコンビの数だけコンビ名がある。それぞれの想いをコンビ名に込める。その由来もさまざまだ。
雨上がり決死隊はRCサセクションの「雨上がりの夜空に」から、ナインティナインはブレイクダンスの技から、ペナルティは2人に大きくかかわりのあるサッカーからコンビ名をつけたが、正式名称は「ペナル茶」である…などなど、そのコンビ特有の由来や物語があって知れば知るほど面白い。
人気お笑いコンビ「しずる」も、興味深いコンビ名である。由来は、原宿にある定食屋からだという。そのお店にとくに縁があるわけではないが、「しずる」という語感が気に入り命名したという。
そもそも「しずる」とは、英語で「sizzel」と綴り、英語は肉がジュージューと焼けて肉汁がしたたり落ちているような状態を表している。
コンビ名の由来・しずる原宿店
実際に、「しずる」原宿店にお邪魔してみた。
人気のお店ということで、休日のお昼時は少し待ち時間があったが、回転は速い。看板メニューの「牛タン塩焼き定食」にとろろをつけて注文した。
(牛タン塩焼き定食・とろろ)
あっさりとして食べやすいけれども、しっかりした牛タン本来の味がジューシーで、非常に美味。そしてこれがまた、とろろご飯に良く合う。
ちなみにご飯はおかわり自由であるため、お肉を最大限に楽しむことも出来つつ、お腹いっぱいにもなれる。何度も足を運びたくなる美味しさと満足感だ。「しずる」という店名がピッタリである。
「しずる」という言葉が持つ力
「しずる」から派生した言葉で、「シズル感」というものがある。広告業界のクリエーターたちが使い始めた言葉であり、「テレビCMや広告写真に出てくる食品に生き生きとした実感があり、それを見るとすぐにでも食べたり飲んだりしたい気持ちにさせる状態であること」という意味である。
肉汁がしたたるように生き生きとした実感を受け手に感じさせ、購買意欲よりももっと本能に訴えかけるような存在は、お笑い芸人として非常に理想的である。「しずる」の2人はその語感に惹かれたと言うが、元々英語であった「sizzel」が、広告業界で鍵となる日本語になり、魅力的な意味を持った過程を鑑みるに、「しずる」という言葉自体に宿る「シズル感」は相当のものなのだろう。
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ヘルシーレストラン「しずる」(株式会社ヘルスマジック)よしもと芸人しずるのブログ案内所
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