『
Twinkle,Twinkle,Little Star』(『
きらきら星』)は1806年の
ジェーン・テイラーの童謡詩集の一篇、『
The Star』からのもので、メロディは18世紀末フランスで流行したバロックシャンソン『
Ah! Vous dirais-je, Maman』の節で歌われているのをご存知でしょうか?『
ABCの歌』にも使われているこのメロディ、実は「Peut-on vivre sans amant ?」愛する人無しに生きられるの?などと恋する気持ちを歌ったもので童謡とは全くかけ離れているのです。
さて、その『
Twinkle,Twinkle,Little Star』の持つ童謡のイメージとは全くかけ離れたニュースがイギリスの
York Pressから入っています。
ノース・ヨークシャー州ヨーク市のエイコムにあるゲートウェイチャーチで幼児達が『
Twinkle,Twinkle,Little Star』の伝統的なお遊戯の振付を変更させられるということが起きました。
政府による児童育成プログラム「
Sure Start」の職員が聴覚障害者に配慮して変更させたということなのですが、その理由は振付のジェスチャーの1つが女性器を表す手話のサインに似ているからというものです。
100年も誰も何も言ってないのにどうしてなのか、良識ある聴覚障害者は子供のお遊戯を見てそんなことは思わない等と反響を呼んでいます。
そこで、そのジェスチャーはどんなものなのか『
Twinkle,Twinkle,Little Star』の振付を見てみました。…思わず吹き出してしまいました。言われてみれば、そう見えなくもありませんが、言われてしまったばっかりに今後そう見えてしまう効果の方が遥かに大きいです。下部に振付動画をリンクしておりますのでご自分の目でお確かめ下さい。
過剰な配慮のせいで、どうして変えなきゃいけないの?と尋ねられる羽目になる子供たちの親が一番堪ったものじゃありません。寝た子を起こすとはまさにこのことでしょう。
French Baroque Songs: Ah! vous dirai-je maman (1771) & La Furstenberg (1600s) / V. Dumestre - YouTube(前半2分)Nursery rhyme signs ‘too rude’ (From York Press)Twinkle Twinkle Little Star | Children's Songs by Cullen's Abc's - YouTube
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