不安感上がったり下がったり
2月16日、東京電力株式会社は2月13日に経済産業省原子力安全・保安院より受領した「東京電力株式会社福島第一原子力発電所第2号機原子力圧力容器底部における温度上昇を踏まえた対応に係る報告の徴収について」の指示文書に対する報告を15日に行ったことを発表した。
(福島第一原子力発電所第2号機原子炉圧力容器底部における温度上昇を踏まえた対応に係る報告について、より)
指示文書内で
当省は、貴社に対して、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(昭和32年法律第166号)第67条第1項の規定に基づき、下記の事項について平成24年2月15日までに報告するよう命ずる。
とあったので何とか間に合わせたようだ。報告書は図面グラフなどを中心に47~8ページにわたるが、(詳細はリンク先で参照)最終的に
従って、今回の事象は当該温度計が故障していたものと判断した。このため、当該温度計は保安規定第138 条に定める原子炉圧力容器底部温度の監視対象から除外することとした。
(福島第一原子力発電所第2号機原子炉圧力容器底部における温度上昇を踏まえた対応に係る報告について、より)という事だ。
全国民が願っている収束
漫才なら「なんや、故障かいな」と突っ込みいれられそうだが、確かにこれが本当に温度上昇だったら大変なことである。冷温停止と全世界に発表しているので、もちろん世界の信用も失う。
何より、原子炉、いや福島第一原子力発電所が、もう制御の聞かないモンスターと化していく。そうなれば、そこで今働いている方も人間、全員が誰が悪いとか言ってられなく避難をしてもらわないといけない。
チェルノブイリでは26年たっても、現場は居住区域には戻せていない。まして日本は島国で山国、あちこちでこういう事態になったらどこに行けというのか?
とりあえず、起こったことは戻らないが、現状より「悪くならないこと」時間はかかるが安心して国民が暮らせること。
何もできなくて、テレビの情報で一喜一憂している私たちに信頼できる情報を流してほしい。あえてかもしれないが東電の広報の人たちの無表情さが見逃せない。
[七瀬]東京電力プレスリリース
http://www.tepco.co.jp/cc/press/12021601-j.html福島第一原子力発電所第2号機原子炉圧力容器底部における温度上昇を踏まえた対応に係る報告について
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu12_j/images/120216a.pdf
[PR]