
7月9日(金)スタートのテレビ朝日系
『崖っぷちのエリー』は、貧乏のどん底から這い上がる女性漫画家のサクセスストーリーである。
夢は、富豪漫画家!
相原絵里子(山田優)は高知で、飲んだくれの父(陣内孝則)に働き者の母(渡辺えり)という貧しい家庭に育つ。
貧乏ゆえにクラスメートにいじめられるが、子供の頃から絵を描くのが大好きだったので、上京して美大に入る。
絵里子は、母が苦労して貯めてくれた100万円を手に美大に入学するが、貧乏なため絵の具すら買えない始末。
赤と緑の絵の具しかなかったため、ブロンズ像を緑に塗って周囲を驚かせる。
教授(升毅)には、「金がないなら、美大に来るな!」と言われてしまう。
そこで、絵里子はホステスのアルバイトを始めることに。
キャバクラ「フェニックス」
フェニックスの№1ホステス(佐藤江梨子)には、ガサツで暑苦しい変わった子と見下されているが、絵里子は気にしない。
常連客(西岡德馬)の「スパイス入りの激辛カクテルを飲み干せば、10万払ってやる」という挑発に乗り、チャレンジ。
意地と根性と金欲しさで、見事飲み干し、佐藤江梨子に見直されたようである。
原作、西原理恵子
『崖っぷちのエリー』のサブタイトルは、
“この世でいちばん大事な「カネ」の話”である。
原作は、
人気漫画家・西原理恵子。自身の壮絶な半生がドラマになった。
貧乏のどん底にいる崖っぷちのヒロインを、
山田優が熱演。
同じボロアパートに住むカメラマン鴨田(塚地武雅)は、後に西原理恵子の夫になる人物である。
鴨田が写真を持ち込んでいる「週刊秘宝」の編集者に小泉孝太郎、編集長に大杉漣。絵里子は、週刊秘宝でイラストを描き始める。
西原理恵子のイラストは上手とはいえないが、彼女の生きざまが出ているように思う。
絵の上手・下手は関係ない、漫画家の魂の叫びなのである。
近年は、漫画家の作品や人生がドラマになる確率が高くなってきている。このドラマに、ジャパニーズ・ドリームを叶えるヒントがあるかもしれない(笑)
『崖っぷちのエリー』公式サイト
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