
7月15日(木)スタートの日本テレビ系
『日本人の知らない日本語』は、外国人に日本語を教える女教師の奮闘を描いた、異文化交流ドラマである。
原作は、
海野凪子、蛇蔵によるコミックエッセイ
『日本人の知らない日本語』(メディアファクトリー刊)。
カリスマ店員、教師になる!
元カリスマ店員の
嘉納ハルコ(仲里依紗)は、恩師から、「三ヶ月間勤めれば、高校教師の職を世話する」と言われ、外国人に日本語を教える「日本語学校」の教師となる。
生徒は、ラーメン屋でアルバイトする黒人のボブ、アメリカ人商社マンのジャック、アニメオタクのイタリア人ルカ、中国人の王に金麗、演歌歌手になりたいロシア人のダイアナなど、多国籍である。
ハルコは、初授業で、彼らから「しょう油を入れる四角い皿は、なんて言うの?」、「ラーメンをゆでる鍋の名前は?」と質問責めに合う。
答えられないと、「日本人なのに、なぜ知らない?!」と非難される。
投げ出したくなるハルコに、恩師である校長(朝加真由美)は、「ただ日本語を教えればいいというものでなく、生徒達のサポーターにならなければいけない」と諭す。
ラーメン屋で働くボブには、仕事で使う道具の名前を覚える必要があったのだ。
そこで、ハルコは猛勉強し、彼らを課外授業で、寿司屋に連れ出す。たしかに目で見て覚えるほうが、覚えは早いと思う。
なお、中国では、「鮪(マグロ)」と書いてチョウザメと呼び、「鮭(さけ)」はフグという意味らしい。
ドラマの中には、日本の風習、日本語の成り立ちを歴史的な観点から学んだり、日本人が間違えやすい日本語なども出てくる。
中途半端な私達より、日本に憧れ、日本を知ろうと努力する彼らのほうが、日本に対する理解は深いかもしれない。
異文化を知ることで、新たな日本が見えてくるドラマである。
『日本人の知らない日本語』公式サイト
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