
福岡県の山奥の、人里離れた深い森の中。不気味なトンネルを抜けると、世間とは隔離された村があり、足を踏み入れたよそ者を生きては帰さないという。
地図にも載っていないその村は、
“犬鳴村”(いぬなきむら)と呼ばれていた。
犬鳴村という名前の由来であるが・・・昔、ある猟師が犬を連れて狩りに来ていた。その日はやけに犬が吠えるので、いらだった猟師は犬を殺してしまう。しかし、その直後、猟師は竜らしき生き物に襲われる。そこで、猟師は犬が危険を教えてくれたことに気づき、犬を丁寧に供養したという話からきている。
犬鳴村は、今は犬鳴ダムの底にあるということだ。また、
犬鳴峠周辺は心霊スポットとして有名である。
旧犬鳴トンネル
トンネルに行く細い道にある、
「この先、日本国憲法通じません」という怪しい看板。犬鳴村の住人が立てたのであろうか?!
旧犬鳴トンネルでかつて、20歳の青年がリンチを受けた後、ガソリンをかけられ、焼死した事件が起きており、そのためかトンネルの入り口は、大きなコンクリートブロックで封鎖されていた。
過疎の村に、外界を遮断した独特のコミュニティができあがるというのは、ありえることである。
ところで、旧犬鳴トンネルや、トンネルを封鎖しているコンクリートブロックに無数に描かれているラクガキ…、こういった不届きな所行をするよそ者を村人が抹殺してしまうというのも、ありえそうな話だ。
呪われた都市伝説 犬鳴村
[PR]