
裏に強力なライバルドラマTBSの「仁」がひかえている日曜9時。フジテレビの新しい形のホームドラマ「マルモのおきて」が健闘している。
「マルモ」とは?
「マルモ」とは、阿部サダヲ演じるサラリーマン護。友人の死をきっかけに、遺された男女の双子、薫(芦田愛菜)と友樹(鈴木福)の面倒を見る羽目になる。なぜかそこに、人間の言葉を話す犬のムックも加わり、一緒に住むことに。聞き間違えた子供たちに、護は、「マルモ」と呼ばれるようになる。
新しい家族の形
子供たちは、親戚より赤の他人の「マルモ」になつく。ストーリーでは、子供たちの学校関係と「マルモ」の会社関係とが交錯するが、この新しい家族の借部屋のオーナー、陽介(世良公則)やその妹彩(比嘉愛未)も関わっていく。
芦田愛菜ちゃんの演技力の素晴らしさは言うまでもないが、鈴木福くんの子供らしい演技もほほえましい。そして、いつも癖のある役をこなしている阿部サダヲが実にいい味を出している。また、犬の演技も驚きである。本当にしゃべっているかのようだ。
「マルモのおきて」は、「マルモ」が日々、子供たちに「おきて」を教えるのだが、それはとても愛のこもった言葉なのだ。見終わった後に、ほろりとする、心温まる良質のドラマである。
人間関係に疲れた方や、傷ついた方はぜひ一度ご覧あれ!愛菜ちゃんの笑顔が心に刻まれ、新しい家族愛に癒されること、間違いなしだ。
「マルモのおきて」ホームページ
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