クロネコと赤い郵政 エコを運ぶのはどっち?
クロネコ宅急便のヤマト運輸株式会社(東京都中央区)は、約45,000台の車両を全国で動かしている。その内、いわゆる低公害車といわれる車両数が 11,538台で、内、数4,659台がハイブリッド車だという。
こうした、環境に配慮した次世代車両を積極的に導入するヤマト運輸の姿勢はすでに定評があるところだが、今月15日からは、三菱自動車が市場に投入している電気自動車 EV『i-MiEV(アイ・ミーブ)』に搭載しているモータやLiイオン2次電池などを軽商用ガソリンバン「ミニキャブバン」に組み込み電気自動車に転換した、軽商用EV試験車の実証実験を始めることを発表した。
「ミニキャブバン」を改造したヤマト運輸の軽商用EV試験車 一方、日本郵政グループの郵便事業会社(東京都千代田区)もすでにEVを導入しているが、今後は、集配用車両として所有する貨物車(1t以上)2000台、軽貨物車2万2000台をの全車両について順次、EVをはじめとした環境対応車両に変えていく予定だ。
これからは、エコなのはクロネコトラック、それとも赤いボディーの日本郵政のトラック、どちら?と「エコ配」争いも激化してきそうだ。
日本郵政の集配用改造EV車
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