オランダ一部リーグ、フェイエノールトで旋風を起こしている日本人サッカープレーヤー宮市亮。Jリーグでのプレー経験もない弱冠18歳の青年がヨーロッパの一流リーグで活躍できるその秘密とは?100mを10秒84で駆け抜ける驚異のスピード
愛知県出身の宮市は、父親がトヨタ自動車野球部のヘッドコーチ、母親が高校時代に槍投げで全国8位というアスリート界のサラブレット。
サッカー選手としての才能は幼い頃よりすでに開花し、小学校3年生で愛知県トレセンに選ばれると、中学校に進学後は、2年生時にU-14日本代表に、3年生時にU-15日本代表に選出される。
中京大学付属中京高等学校では1年生からレギュラーとして活躍し、全国高等学校サッカー選手権大会では第88回、89回と連続して大会優秀選手に選ばれた。同時に、AFC U-16選手権や、FIFA U-17ワールドカップに出場し、国際経験も積んだ。
そして2010年8月に、宮市は運命的な出会いをする。イングランドプレミアリーグの名門アーセナルの練習に参加した際、スピードに乗ったドリブルと正確なフィニッシュを名将
ベンゲルから高く評価され、5年という長期契約のオファーを受ける。同年12月に正式契約するが、日本でのプロ実績がない宮市は、英国での就労ビザ発行を受けられなかったため、11年の1月に
小野伸二もかつて所属したオランダ1部リーグのフェイエノールトへレンタル移籍する。2月6日のフィテッセ戦で公式戦デビューを遂げると、2月12日のヘラクレス・アルメロ戦ではプロ初得点となる先制弾を記録した。
サイドでボールをキープしながら、シザーズフェイントから一瞬でディフェンダーを置き去りにするプレースタイルは、ポルトガル代表の
C.ロナウドを彷彿とさせる。
未来の日本代表エースの最右翼から目がはなせない。
宮市亮のプロフィールアーセナル 公式サイト(日本語版)
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