危機意識の高まりとともに
東北大震災後、一時話題になったお菓子の非常食が、最近再びテレビの情報番組などで話題になっている。非常食→長持ち→乾燥したもの、という事で「乾パン」などが常識だった。しかし、非常時とはいえ子どもに食べさせたい親心の影響か、長年親しまれているクリームサンドの「ビスコ缶」に注目が集まっている。
(上と下がビスコ入り非常食セット、真ん中がクリームなしの他メーカーで単品、楽天市場より)
子どもが先の親心?
大手ネット通販でも「売り切れ」店が出ているが、そればかり大量購入の場合と、防災グッズに入っているというケースでの購入がある、また同じく保存がきくお菓子でも(有名メーカーなのに)在庫がある。これはテレビの影響が大きいことが感じられる。コアラのマーチの同様製品も子どものことを念頭に置いていると考えられる。
江崎グリコは毎年、ビスケット「ビスコ」シリーズで、5年間の保存が可能な「保存缶」を期間限定で出していたが、今年は小売店からの注文が殺到。前年比で7・5倍の出荷量を見込む。ロッテの「コアラのマーチビスケット〈保存缶〉」も、今年は例年の2倍の注文があったという。
(MSN産経ニュース2011.9.1記事より)
せっかく買った非常食を生かすために
非常持ち出しとしてリュックの中に入れている人が多いとは思うが。自分自身が立っているのもやっとの状態で、果たしてそれを手にすることができるのだろうか?
ましてや、いつも横にあるわけでなく、寝室におけば、キッチンから取りにも行けず、移動の度にも持ち歩けないのが現状だ。
そこで提案だが、もし庭付き一戸建ての家にお住みの場合は、住宅が全壊したと仮定して、がれきの下にならない場所に、小さくてもいいので倉庫のようなものを設置して入れておこう。マンション住まいの方は、特に脱出を先とした方がよいので、出口ぎりぎりのところに置くべきだ。
それを取るために戻ったりしないようにする方が、また手近のものでクッションとかを持って頭を保護することの方が大事かもしれない。
いずれにしてもあわてないこと、「地震かな?」と思ったら、まず、落ち着いて次の行動を規模を想定して考えるくらいでいてほしい。
[七瀬]
MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110901/biz11090101320001-n2.htm江崎グリコ
http://www.glico.co.jp/楽天市場
http://www.rakuten.co.jp/
[PR]