現在、日本には、未解決の事件が6万件ほど存在するという。
昨年、警視庁捜査一課に、未解決事件を専門に扱う
“特命捜査対策室”が新設された。
フジテレビの
『絶対零度~未解決事件特命捜査~』は、この特命捜査対策室を舞台にした社会派サスペンスだ。
特命捜査対策室特命捜査第4係
主人公の新米刑事・桜木泉を演じるのは上戸彩。愛称は「(のろまな)カメ」。やる気は人一倍あるものの、カラまわりぎみである。
カメとは対称的にクールな先輩女デカに、元プロファイラーの高峰涼子(山口紗弥加)。
ほかには、室長の長嶋(北大路欣也)、係長の倉田(杉本哲太)、叩き上げの刑事白石(中原丈雄)と、シブイ役者がワキをかためている。
なお、機動捜査隊あがりの塚本(宮迫博之)は、お笑い担当といったところだろうか。
Case.1 東都銀行3億円事件
山中から白骨化した人骨が発見され、10年前に起きた「東都銀行3億円事件」の容疑者の1人であることが判明する。
犯人は、当時銀行に勤務していた3人組みのOLらしい。
しかし、ネットに流れた「山中で逃げる女性(「3人組みのOL」の中の1人)が拳銃で撃たれる映像」から、事件は予想外の展開を見せる。
Case.2 富士見医大研修医殺害事件
15年前に何者かによって殺害された研修医。容疑者はあがっていたが、証拠不十分で釈放された事件だ。
当事発見されなかった凶器が見つかったことにより、特命捜査対策室に再捜査の依頼がくる。
しかし、時効が「あと1週間」後に迫っていた。
女デカの高峰さんが
「未解決事件の関係者の傷は、流れた時間の分だけ深い」と言っていた。
現実の捜査でも、殺人事件の時効の廃止、未解決事件専門の捜査対策室が新設されるなど、遺族側に配慮した捜査が期待されている。
『絶対零度~未解決事件特命捜査~』は、新設された特命捜査対策室の活躍を知ることのできるリアリティのあるドラマだ。
こういったドラマを視聴することで、警察の地道な捜査への理解が深まるかもしれない。
『絶対零度~未解決事件特命捜査~』公式サイト
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