
2008年に失踪人として届けられた人は、84,739人。1日200人あまりの人が失踪しているという。
4月16日(金)スタートの
『警視庁失踪人捜査課』は、失踪の裏に隠された人間模様を追うヒューマンサスペンスだ。
原作は、堂場瞬一の警察小説
『警視庁失踪課・高城賢吾』(中央公論新社刊)。
捜査一課vs失踪人捜査課
主演は、警視庁失踪人捜査課の刑事、高城賢吾(沢村一樹)。自身の娘も7年前に行方不明になっている。
彼を取り巻く捜査課のメンバーには、室長の三浦(遠藤憲一)、ベテラン刑事の法月(小日向文世)、同じく刑事の醍醐(北村有起哉)、新米刑事の森田(黄川田将也)、女デカ明神(森カンナ)、そして、事務官の気さくなおばさん(高畑淳子)の面々である。
第1話の
「3秒で消えた男」の
“失踪人”は、物理学者の今岡(近藤芳正)だ。
彼は、エドガー大友(白井晃)の超能力ショーの最中にこつ然と姿を消した。今岡に多額の借金があったため、捜査一課は、蒸発によるものと判断するが、失踪人捜査課は、別のアプローチで真相を突きとめる。
俺たちの仕事は人探しだ。
サスペンスというと、主流は殺人事件の捜査だが、このドラマは
「失踪人探し」がテーマである。
被害者が殺害されれば、捜査一課の領分だが、その手前のドラマなのだ。
姿を消した人間と行方を捜す人間。失踪するには、それなりに理由があると思う。探されたくない、なんらかの事情もあるだろう。
事件に巻き込まれてしまったようなケースは別として、自らの意思でホームレスという生き方を選択している場合もある。
この難しいテーマをどこまで掘り下げることができるかで、このドラマの価値は決まる。
警視庁失踪人捜査課が、失踪人を探しあてた先に待っている結末とは!?
『警視庁失踪人捜査課』公式サイト
[PR]