
シリーズ累計100万部を突破している、大人気のライトノベル「文学少女」シリーズを原作とし、「劇場版"文学少女"」が完成。公開初日となった2010年5月1日、東京・池袋のシネ・リーブル池袋にて、初日舞台挨拶が行われた。
舞台挨拶には、監督である多田俊介氏、天野遠子を演じた花澤香菜、井上心葉役の入野自由に加え、サプライズゲストとして朝倉美羽役の平野綾が登場した。平野綾の登場には客席からどよめきが起こる事態となった。
人気の高いライトノベルの映像化ということで、相当のプレッシャーと戦いながら作品を制作したと語る多田監督。
「文学少女」シリーズのファンであり、オーディションに並々ならぬ熱意を注いでいた花澤は、「あとやっていないことは紙を食べることだ!」とオーディション前に紙を食べていたことを衝撃告白。その熱意のおかげか、花澤は見事天野遠子役を勝ち取り、熱演を見せている。
また、同じく天野遠子役のオーディションを受けていたものの、「私がやる役は朝倉美羽なのではないか」と感じていたと語ったのは平野綾。自分が今まで演じたことのない役柄なだけに非常に魅力を感じ、そして最後にはいわゆる「ヤンデレ」と呼ばれるキャラクターの気持ちを理解できるほど深く入り込んだ演技が出来たと述べた。
監督と役者を交えたトークコーナーも非常に盛況に終わり、最後は花澤と観客による「私が"文学少女"だ!」という掛け合いで舞台挨拶は無事終了した。
原作を読んでいる人の間では映画化を懸念する声も多かったが、監督や役者の熱意がこもった作品になっている。原作ファンの人も、映画化で初めて「文学少女」を知った人も、劇場に足を運んでみてはどうだろうか。
劇場版"文学少女"
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