次回の月食は2010年12月21日
6月26日の夜、2010年度で2度目の部分月食が観測された。関東より西側の地域は、雨やくもりの地域が多かったが、北海道などでは日没とほぼ同時に南東の空に欠けた月が見られたようだ。
午後7時16分から午後10時にかけて見られたが、月の出が遅い西日本と北海道北西部では、月が欠けた状態で姿を現す「
月出帯食(げっしゅつたいしょく)」となった。
そもそも月食というのは、太陽と地球、月が一直線に並んだ状態で、地球が月に対して太陽の光をさえぎることで月が欠けたように見える現象のことをいう。
満月はおよそひと月に1度は起こるものだが、毎回月食になるわけではなく、起きたとしても場所によっては見られない。そのことを考慮すると、月食は
年に2回ほど観察できる貴重なものといえる。
次回の月食は、2010年12月21日である。今回見逃してしまったかたは、クリスマスのイルミネーションをながめる際に空を見上げてみよう。ひょっとしたら端が少し欠けた、神秘的な月を見られるかもしれない。
AstroArts(アストロアーツ)
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