千原ジュニアが語った木村祐一の最低話
たまにバラエティー番組を見ていると、ナゼこんな話でみんな大爆笑できるんだろう?と納得いかないことはないだろうか。納得がいかずに、その怒りを自身のHPに書き綴った漫画家がいる。その勇気溢れる漫画家とは
『いしかわじゅん』である。
漫画家としてだけではなく、コラムニストや評論家など幅広い分野で活躍している
『いしかわじゅん』が、猛烈に怒っている。その怒りの矛先とは、26日に放送された『
人志松本のすべらない話(フジTV系)』で
千原ジュニアが語った、
木村祐一のロクでもない話だ。
木村祐一と言えば、
「キム兄」呼ばれる人気者で、自身や後輩芸人がトーク番組などで語るエピソードから「ルールやモラルを守らないと容赦なく怒る人」という印象が強いのではないだろうか。そんなキム兄が、女性を部屋に連れ込んだところ、拒絶され、怒りを通り越して素の状態になっていたという。
千原ジュニアは「大人なのに、夜中に家にきて、そんなつもりがないなんてありえない」と女性を非難するかのような口ぶりで、そのあと素になったキム兄が取った行動を面白おかしく話したのだが、これが
『いしかわじゅん』の怒りを買ったのだ。
なんとキム兄は、ハイヒールを履いて帰ろうとする女性の足元めがけてカチカチに凍った鶏肉を投げつけたというのだ。ゴロゴロと滑る鶏肉と慌てて逃げる女性の様子に大爆笑するスタジオ。玄関や、廊下、更には階段にまで凍った鶏肉を投げつけたというのは、果たして面白い話なのであろうか。ただ酷い話なのではないだろうか。
『いしかわじゅん』は、自身のHPでこのことを
「犯罪じゃないのか」と、キム兄の愚行や、こんな話をした千原ジュニア、そして笑って聞いている者たち、を
「クズ」と称し、放送したスタッフも同じだと怒りをぶちまけたのである。『いしかわじゅん』じゃなくても、この放送に疑問を持った人もいるのではないだろうか。
モラルやルールに厳しい印象があるキム兄。夜中に男性の家を訪れる女性は全員が「OK」だというルールがあるとでも思っているのであろうか。そして、ハイヒールの女性に凍った鶏肉を投げつけるとは危険だとは思わなかったのだろうか。もし、女性が階段で足を滑らせたりしたら大変なことになっていたはだ。
自分の思うようにことが進まなかっただけで、こんなことをするなんて酷過ぎる。それを、さも「面白い話」として得意げに語るのにも疑問を覚えて当然である。大人気の番組だけあって、残念な話である。
人志松本のすべらない話
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