違法機器販売で経営者らを逮捕
家庭でのインターネットは有線LANを使って接続するのが一般的だが、最近では場所を選ばずインターネットを利用できる無線LAN接続を使うユーザーも増えてきている。そこを狙って
無線LANに「ただ乗り」する機器を売りつけた電気機器販売店の経営者らが2010年9月22日、大阪府警察の調べにより逮捕されることとなった。
経営者らは「
無料でインターネットができる」として高出力の電波を発する機器を販売。周囲にある無線LANの電波を傍受し、勝手に利用してしまうというものだ。電波法では出力可能な電波量や無許可の無線局開設禁止などが定められており、今回電波法違反として摘発されることになった。
こうした違法無線LAN機器に関しての摘発は異例だという。この機器は情報の発信源を隠してしまえるため、「なりすまし」による詐欺に利用される可能性があり、危険である。そういうつもりがなくても限りある電波を横取りしてしまうと、その電波を利用する人に迷惑をかける結果となる。
どんな偽物・コピー品でもいえることだが、こういった商品は売る側だけでなく買う側にも責任が問われるものだ。買う側はそれがどんな商品であるかできる限りリサーチして回避すれば、おのずと違法販売もなくなるだろう。
大阪府警察
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