IPサイマルラジオ協議会会員14社は、これまで試験運用してきたIPサイマルラジオ『radiko.jp』の本格実用化を目的とし、株式会社radikoを設立することを発表した。
サービスの実用化を目指して
IPサイマルラジオは、地上波ラジオをそのまま同時に放送エリアに準じた地域にネット配信するサービスだ。実証実験として、本年3月15日から8月31日まで実施される予定となっていたが、サービス継続の声を受け、8月には3か月の延長が発表された。
そして今回、株式会社radikoが設立されることとなったのだ。新会社で提供されるのは、これまでの実証実験と同じサービスで、URLや聴取ツールもそのまま変わらず使用できる。もちろん、料金は無料で、ユーザ登録などの必要もない。
また、配信エリアは拡大され、関東では東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、群馬県、栃木県の7都県に、関西では大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県の6府県でサービスが利用可能となる。
Editor's eyes
radikoは、東京と大阪を合わせ、週平均で200万~300万ストリームがあるという人気のサービスだ。今回の発表に喜んでいるユーザも多いことだろう。しかし、法人化により今後は収益化が課題となる。同社の動向に注目したいところだ。
radikoリリース(PDF)
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