(画像はTBS「関口宏の東京フレンドパークII」公式サイトより)
日本テレビ系の情報番組「ズームイン!! SUPER」(月~金曜午前5時20分)、TBS系のゲーム・バラエティー「関口宏の東京フレンドパークII」(月曜午後7時)、お正月番組の顔「新春かくし芸大会」など、長年続いた番組の終了が相次いでいる。背景には従来のテレビ業界の通例とされてきた様々な伝統感の抜本的見直しがある。
「大型セットの開発や保管費を考えたら、雑学系のゲームバラエティーの方が断然安上がり。おまけに視聴率も見込める」と語る関係者。NHKでも土曜時代劇シリーズが終了。タイトルを変えながら45年にわたって放送された時代劇枠の消滅。先述の背景を象徴する事例だ。
「この現象は携帯ゲーム業界でもはっきり二分された」とするのが事情通だ。「ソニーPSPは高予算で重厚なゲーム性を求める。一方、ニンテンドーDSは低予算で軽快なゲーム性を求める。少なくともエンターテイメントの豊富なこの時代、テレビ業界は後者の趣向を選択せざるを得ない」と語る。
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