「歴史や民族を題材に度を過ぎた不謹慎なジョークに変え笑い合うのは英国人の十八番。だが同じ島国の民とは言え、それを日本人が真似する事はない」と事情通。28日、ロックグループの氣志團が人権擁護団体から大抗議を受けた。
問題となったのは氣志團がナチス・ドイツの親衛隊(SS)に酷似した衣装でテレビ番組に登場した件。氣志團側は同衣装に一種のファッション性を与えていたニュアンスがあり、この点に関して反ユダヤ活動を監視する米有力人権擁護団体サイモン・ウィーゼンタール・センターが抗議に踏み切った。
同センターは「このような暴挙は絶対に許容できない」と徹底抗議の構え。氣志團、出演番組製作元MTVJ、のほか、氣志團所属の芸能事務所ソニー・ミュージックアーティスツ、及び音楽会社のエイベックス・グループに抗議書が提出されている。
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