
東北地方太平洋沖地震の発生後、民放テレビを見ていると、どのチャンネルを回しても、同じような広告が流れる。そして、皆、ACジャパンの提供だ。いったいどうして、ACジャパンのものばかりになったのだろうか。
ACジャパンとは?
ACジャパンとは、全国の企業から集めた会費で、公共広告活動を行う民間ボランティア組織。旧公共広告機構だ。良い社会作りのための広告などを年20本ほど制作している。テレビの広告枠が空いた時に、その広告は利用されてきた。
企業の広告自粛
今回の地震を受け、多くの企業が広告を自粛している。そこで、テレビ局側が広告枠の空きを埋めるために、ACジャパンの広告を使わざるを得ないのが実情だ。しかし、制作された広告は以前のものが多く、この状況下に合わないものもある。
そこで、ACジャパン側が、テレビ局に放送を控えてほしいと要望している。また、3月16日には謝罪文を掲載し、非常時にそぐわない広告まで流れたことを謝っている。現在、地震対策や被災者への励ましメッセージを含む広告制作を行っているそうだ。
それにしても、現状に合っている広告を流さなかったのは、ACジャパンのせいではなく、テレビ局側の問題のような気がするが。。。
社団法人ACジャパン
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