
老舗デパートの閉店が全国で相次いでいます。実際、昔に比べてデパートはお世辞にも混雑しているとは言えず。
また、新宿伊勢丹のように常に混雑しているデパートでも、実際の購買行動にはつながっていないようにも伺えます。
筆者も先日、カバンを購入したところ、「是非、そのカバンを持って、見せにいらして下さい」とお名刺まで頂く高待遇。
以前ならVIP扱いにはなりえない価格のカバンですが、デパートも必死だなあと感じた瞬間でした。
そんなデパートで熱いのは物産展とのこと。
もともと全国各地の名産品を買えるということで、根強い物産展ファンはいましたが、この不況の中、デパートを活気づけてくれる起爆剤が物産展だそうです。
中でも北海道物産展は大人気ということです。
このような物産展はだいたいデパートの上階で催されるので、エスカレーターに乗った際に他のフロアーでも買い物してくれたら・・・という目論みもあるかと。
そこで伊勢丹吉祥寺店が閉店し、吉祥寺唯一のデパートとなった東急吉祥寺店の物産展「第26回 江戸老舗展」(3/25(木)〜31(水))へ行ってきました。
フロアーが広いわけではないので、もともとお客さんの多いデパートではないですが、平日ってこんなに人がいないの?というほどガラガラ。
しかし8階催し物会場へ行くと、「いまどきデパートにこんなに人がいるなんて・・・」というくらいの混雑と熱気。
今回は包丁や籠などの実演販売もあるので、江戸時代にタイムスリップした気分を味わえます。
一つひとつの価格は若干高いのですが、職人さんによる江戸の工芸品や味を試せるのであれば、高い買い物ではないように思います。
<江戸屋のブラシクリーナー>
食べ物からファッションまで、そこそこのクオリティかつ低価格という「ファスト」が流行しています。
もちろん安い海外製品もいいのですが、日本各地の製品、味を再発見し、物の質や価値を見直すきっかけが物産展にあるような気がします。
ちなみに「地域産品チャンネル」という全国の物産展情報を掲載したサイトもありますので、是非行ってみては?
地域産品チャンネル
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