6月13日地球帰還・オーストラリアに着陸
小惑星探査機『はやぶさ』をご存知であろうか。2003年5月9日に小
惑星イトカワ探査のために宇宙科学研究所が打ち上げた小惑星探査機が
『はやぶさ』である。
イオンエンジンの実証試験を行いながらイトカワに到達をし、その表面を詳しく観測していた
『はやぶさ』が、ネットの世界で大人気なのだ。通信が途絶えたり、イオンエンジンが停止してしまったり、電池が切れたりなど数々のトラブルに見舞われながらも、何度となく立ち上がるその姿がアニメになったのだ。
ハンドルネームcom2007氏が作り上げた、
『はやぶさ』が頑張る姿を描いた作品はニコニコ動画で公開され、再生回数20万を超える大ヒットになったのだ。アニメを見て
『はやぶさ』のように、自分も諦めずに頑張ろうと共感するものが沢山現れたのである。
今回、その
『はやぶさ』が7年ぶりに地球に帰還するというニュースが流れ、ファンがまだかまだかと待ちわびているのだ。6月5日付けの
宇宙航空研究開発機構の発表では、地球外縁部からオーストラリアのWPA内着陸想定地域への誘導目標変更が完了したとのことだ。そして、
「探査機の状態は良好」だというので、ファンもひとまずほっとしたのではないだろうか。13日帰還に向け地球へ向かっている
『はやぶさ』が無事に帰ってこれるようエールを送りたい。
宇宙航空研究開発機構
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