アップル、金属部に触れないよう呼びかけ
アメリカの大手電子機器会社アップルが2010年6月24日からアメリカ、日本などで発売を開始した
「iPhone4」について、電話機の持ち方によって電波の
受信状態が悪化したり、場合によって
通話が途切れたりといったトラブルが多数発生していることが25日までに分かった。
「iPhone4」は旧型に比べて本体の丸みがない分スマートな形状となっている。960×640ピクセルの高解像度で細かな文字までくっきり見えるRetinaディスプレイにビデオ録画・編集機能、複数のアプリケーションをパフォーマンス・バッテリーともに影響を及ぼさず稼働できるなど、その機能面の進化には驚かされる。
そんな「iPhone4」だが、6月25日現在受信状況が不安定になるトラブルが各地で起こっているようである。原因は
握り方にある。「iPhone4」では本体の側面に露出している金属の枠がアンテナとなっており、ここを指などで触れていると電波の受信に影響が出るそうだ。
アップルはこれを受けて、
本体左下の金属部分に触れないよう呼びかけている。それでも無意識に触れてしまう場合は、別売りのケースを使用するとよい。
通信機としての役割が大きい携帯電話であるから、通信関係のトラブルは一大事である。形状がスマートになったのにもかかわらず、対処法が故意に触らないようにするかケースを買う他ないというだけなのが残念だ。
アップル
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